スタッフのおすすめ
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スープ・レッスン
- 著者:
- 有賀 薫/著
スープは好きですか。さまざまなバリエーションが楽しめて、野菜もたっぷり食べられるスープは、食卓の味方ですよね。この本で紹介されているスープは、メインとなる具材がひとつだけ、出汁はほぼ使わずに、調味料も最低限のシンプルなものです。私が一番驚いたのは「焦がしキャベツのスープ」。出汁を使わないのに、しみじみ美味しい。そして体に染みわたる。余計なものを使わないとはこういうことか、と思わせてくれるレシピが満載です。
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妖怪一家九十九さん
- 著者:
- 富安 陽子/作 山村 浩二/絵
化野原団地東町三丁目B棟の地下12階に、九十九さんの一家は住んでいます。この家族、ただの家族ではありません。見越し入道、やまんば、ヌラリヒョン、ろくろっ首…。なんと妖怪が一つの家族として暮らしているのです!人間の社会で暮らす中で、最も大切なことは、ご近所さんを食べないこと!
ちょっぴりこわくて、ちょっぴりおかしい、でもなんだかにくめない!そんな九十九さん一家のお話です。 -
麦本三歩の好きなもの
- 著者:
- 住野 よる/著
朝寝坊、チーズ蒸しパン、ラジオ、お菓子、本。図書館勤務の20代女子、麦本三歩。真面目だけど抜けたところもあり、リアルで応援したくなる。読んでいるとどこか自分に似ている気がして、ページをめくるのを止められなかった。特に何かあるわけでもない本当に平凡な一人の麦本三歩という女性の日常。ほっとするようなじーんとするような。毎日を頑張る全ての人に手に取ってほしい一冊。
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孤狼の血
- 著者:
- 柚月 裕子/著
正義感の強い新人刑事日岡は破天荒なベテラン刑事大上とバディを組むことになるが…。昭和63年広島、暴力団抗争はしだいに激化し、警察を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦へと発展していく。「わしは捜査のためなら悪魔にでも魂を売り渡す男じゃ」大上の過激な捜査に反発しながらも、その背中に必死でくらいついていく日岡。葛藤の末に彼が辿り着いた「正義」とは。令和の今だからこそ読んでもらいたいハードボイルドな一冊。