本書は、ガンカモ類とは?という基本的なことから、調査についての専門的なことまで幅広く書かれています。実際にバードウォッチングをされている方には特に面白く感じられる内容です。また、分かりやすく書かれているので初心者の方でもじっくりと読める一冊です。
スタッフのおすすめ
明日、いつもの日常が一変してしまったら皆さんはどうしますか?突然の事故によって聴力を失った17歳女子高生の絶望と葛藤のストーリー。主人公と家族、友達、恋人の環境が一変してしまった世界で彼女は一体何を思うのか。心の叫びに触れる一冊です。映画監督によって描かれる流れるような美しい文章。場面の景色が鮮明に映し出されます。
タビーは飼い主のおばあさんの部屋でまるくなって眠るのが大好きな猫。ある日おばあさんが町へ引っ越しすることになりました。引っ越しのトラックにびっくりしたタビーはおうちを飛び出して迷子になってしまいます。親切な農家の人やバイク乗りのおじさん、いろんな人に出会うタビー。はたしてタビーはもう一度大好きなおばあさんに会うことができるのでしょうか。リアリズム絵画で活躍する画家さんのデビュー作ということで、リアルな猫の絵を見るだけでも楽しい絵本です。
何も起こらないのはわたしだけ?と考えたことがある女性は少なくはないのではないでしょうか。友達や周囲の人が結婚、妊娠してライフステージが変わっていく中、わたしは年を重ねてるだけ…。そんな焦りや不安、寂しい気持ちを、筆者がおもしろく、優しく、正直に語ってくれる日常共感書。周囲に惑わされず自分のペースで幸せになることを応援してくれる一冊です。
題名からもお察しいただけると思いますが、この本はみんなが知ってる昔話×ミステリーがテーマです。名探偵も犯人も被害者も私たちがよく知るあの人やこの人が出てきます。一見するとシュールな設定だと思いますが、ミステリー好きの方も大満足の読後感だと思います。
人生に悩む登場人物たちが訪れた小さな図書室、そこで働く司書さんが選んだ一冊は登場人物たちの背中を押してくれます。図書館は何かを始めたいという方の最初の一歩を応援する場所です。この本を読んで、何か始めてみたい、自分を変えたいと思った方、是非本を通して新しい自分と出会ってみてください。
そして、誰もいなくなった。衝撃的なネタバレから始まる作品ですが、オチがわかっているからこそ絶海の孤島、童謡に沿って展開する物語の不思議さにのめりこむことができます。80年前に書かれた作品とは思えないトリック、展開の完成度の高さは令和の世に入ってなお、いっさい色褪せず面白い、ミステリ好きな方にも、そうでない方にも読んでほしい一冊です。
親子が「100円」で買えるものを調査するために、商店街のお店を探検します。魚、肉、パンなど、100円で買えるものを丁寧に教えてくれるお店の人たちとのコミュニケーションは、子供がお金の価値を知るきっかけになります。支払い方法が増えて便利な世の中ですが、子供の前ではお金を出して会計をしよう、と気づかされました。
祈願や諸願成就のお礼を書いて奉納する絵馬ですが、神社やお寺によって様々な特徴があるようです。例えば和歌山県にある熊野本宮大社の絵馬は、カラス文字と呼ばれる文字で書かれています。本書では全国の個性豊かな絵馬の由来を都道府県別、ご利益別に紹介するとともに、社寺の紹介や周辺情報も掲載しています。
2020年10月に惜しくも亡くなられた日本歌謡界・J-POP界の巨匠、ヒットメーカーの筒美京平のベールに包まれたプライベートについて、近田春夫がインタビューを軸に解き明かしていきます。筒美京平作曲のヒット曲は数知れず、好きな曲は挙げたらきりがありません。アイドル歌謡からポップスまで、今聞いても色褪せない名曲の数々、リアルタイムで知らない若い世代の方も、曲だけは聞いたことがあるはずです。